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【代表インタビュー】シェアエックス社が進めるDX時代のリスキリング支援とは?

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世界的なパンデミックによる新しい価値観、DX、デジタルトランスフォーメーションが進む中、私たちもキャリアや自身のスキルを見つめなおす必要が出てきました。2022年10月の臨時国会で岸田総理は「成長産業への労働移動を促すリスキリング支援に、5年で1兆円を投じる」と所信表明しています。

ひと昔前「これからはAI時代になるので、これまで私たちが行ってきた仕事がなくなっていく」と言われましたが、今後も成長産業へと移動していく必要性が高まりつつあります。

新たなスキルを習得する「Re-skilling(リスキリング)」が言われてきた動きに、いち早く取り組んでいた会社のひとつが当社でもあります。この記事では、DX化時代における、当社のリスキリング事業がどのようなものであるか、代表の中川に改めて聞いてみました。

 

 

   リスキリング事業に注力しようと思ったきっかけや背景は?

スクリーンショット 2022-11-07 11.46.03当社は、2021年2月から主に在宅主婦向けに、インサイドセールスやカスタマーサクセスといったリモート×デジタル×セールス領域での人材育成を行い、その人材による、企業への業務支援事業をスタートさせました。

背景は、東京のIT企業において、コロナがきっかけでリモートスタイルでの営業が余儀なくされていく中、インサイドセールス・オンラインセールス・カスタマーサクセス領域の人材が不足していたことでした。一方で、在宅ワーカーや主婦の方を育成し、企業の業務を支援ながら、最終的に人材をマッチングすれば喜んでもらえると思いサービスを開始しました。



ogp-2この頃(2021年2月〜6月)はまだリスキリングという言葉は知らなかったんです。7月に、WEBメディアでリスキリングという言葉を知り、「今やってることは、リスキリングだ」と気づきました。まだ日本ではリスキリングと言う言葉は、あまり知られていない頃でしたね。
ワーカーにリモートの現場で実践を積んでもらいながら、スキルを習得してもらい、最終的に新たなデジタルワーカーになって新たな仕事に就いてもらう、リスキリングという言葉を意識して、HPにもリスキリングというワードを使い始めました。

2022年1月には日本初となるリスキリングの大型カンファレンスも、当社主催で開催しました。

 

 

   リスキリングプログラムの一連の流れを教えてください。

リスキリングには大きく3つのフェースがあります。

<リスキリングの3つのフェーズ>
1、インプット(学ぶ)フェーズ
2、学んだスキルを定着するためのアウトプット(実践する)フェーズ
3、やってみた仕事で新たな仕事に就く(部門を移動する、転職)フェーズ

この流れにそって、我々もご支援しております。

その中でも特に2のアウトプットするというところにフォーカスしております。
「習うより慣れろ」、という言葉がありますが、当社のリスキリング支援は、
「習いながら慣れろ」がモットーです。




   実践はどうやってリスキリングを進めるのでしょうか?

当社は企業のインサイドセールス、オンラインセールス、カスタマーサクセスをご支援しております。企業から請け負ったお仕事からレベルに応じた実践の場を現在はご提供しております。その中で実務を実際に報酬を払いながら仕事として対応してもらうことで、まさしく「習いながら慣れろ」を体現しております。
 
ただ、現状では上記の営業にフォーカスしたリスキリング支援に限定されており、今後、他の業種に関してもリスキリングを広げていく予定です。(現在開発中)

 


   シェアエックスの提供するリスキリングプログラムの特徴は?他と違う部分は?

日本語でリスキリングは「学び直し」と訳されます。しかし、リスキリングのおいて、学び直しは野球で言うと「先発」。ここに実践を通じたスキルの定着、これが「中継ぎ」。最後に会社内でのデジタル業務への異動や、転職など「リリーフ」でで新しい仕事に移動して初めてリスキリングと言えます。

当社は特に「中継ぎ」にあたる実践を通じたスキルの定着を特徴としております。

今の世の中のリスキリングはe-learningをメインとした学び直しが中心のものがほとんどです。これだけでは決して新しい仕事に移動することは難しいですよね。



   リスキリングはどのような方が対象になりますか?

現在は、行政と連携協定を結び、その地方の住民に提供するパターンと、民間企業と契約して、その社員をリスキリングする2つのパターンがあります。

BtoGtoC :行政を通じて住民のリスキリング支援
BtoB : 法人を通じて社員のリスキリング支援

いづれはBtoC、多くの人々にリスキリング支援をダイレクトに出来るように力をつけたいです。

 

 

   リスキリングに参加された方からの声はいかがですか?

<30代主婦の声>
 社会人経験が少ないまま出産し、数年間家庭に入っていたので、経歴があまりないという主婦の方がいらっしゃいました。しかし、再度キャリアを作りたいと考えた時には、やはり経歴書が重要視され、なかなか仕事に就けずにいました。

しかし、シェアエックスでリスキリングを学習、実践して経験を積めたことで、学習だけではなく、経験を評価されて新しい仕事に就くことができました。


<民間企業のバックオフィスメンバーの声>
 今までだとやれる仕事の範囲が限定的であったり、会社の中で戦力になっているのかなと思っていたが、リスキリングで知識がデジタルスキルがついたことで、今やっている業務の意味が深く理解できるようになり、自信とやりがいを持って仕事に取り組めるようになっています。

 

 

   今後、どのような世の中になり、リスキリングが与えるインパクトがどのようなものになると予想されていますか?

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これまでの日本社会の中で、自身が働きたいキャリアを実現するためには、履歴書や学歴が絶対的に必要で重要な要素でした。これからは、「リスキリング履歴」が、学歴や職歴において不利であった人でも覆せる可能性があります。世の中が今、パンデミックがきっかけでデジタルトランスフォーメーションの加速によってよって大きく変わってるからです。

さまざまな事情で大学に行けなかった、大手企業に就職できずに、思い描いたキャリアと違ったと感じている方もいると思います。今後は、学習履歴・リスキリング履歴があることで、自分が実現したいキャリアを築けるようになる社会が到来します。

逆に言うと、リスキリングしないと、どんなにいい大学を出て、有名企業で職歴を積んでもキャリアを築くの難しくなってくるとも言えそうです。



リスキリングを通じて、当社のビジョンである、CHANCE to CHANGE〜機会を変革にする〜、個人にとっても企業にとっても、そのような機会をご支援できればと思っています。

企業のDX,デジタルの課題、人材のスキル習得、キャリの課題にお悩みの企業の方、行政の方、一度話を聞いてみたいという方は、コチラよりよりぜひご連絡ください。